親鸞 完結篇 (下)
「有難うございました」と互いに手を繋いだ物語の
登場人物達が書かれた裏表紙が良いです。
恵信に背を押され、黒面法師に誘われ、
その横で親鸞の進む道を指し示すのが法然上人。
真に偉大だったのは法然上人ということ。
「多くの神々、諸仏の中からわれらが阿弥陀仏を
選択したのではない。阿弥陀仏のほうから手を
さしのべてくださった。ああ、ありがたいという声が
念仏になった」というところが法然上人の専修念仏と異なる、
親鸞の報恩念仏なのでしょう。
どのようにして巨大な教団となっていったのか
書かれていると更に面白かったと思う。
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